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管理職の時間外手当

「名ばかり管理職」修道学園を提訴 地裁に男性課長=広島

 広島修道大(広島市安佐南区)などを経営する学校法人・修道学園の男性課長(55)が17日、「名ばかりの管理職」として、同学園を相手取り、未払いの残業代など約630万円の支払いを求めて地裁に提訴した。
 訴状などによると、男性は2008年4月から課長に就いたが、「仕事の実態は、労働基準法の管理監督者にはあたらない」と主張。同年11月~10年8月の時間外労働約940時間分の手当などを求めている。
 広島市中区で記者会見した男性は「大学機関で、名ばかり管理職やサービス残業がまかり通ることは大変残念だ」と語った。修道学園は「訴状の内容を確認した上で対応したい」とコメントした。
 一方、広島北労働基準監督署は10年5月、同学園に「担当課長以上で管理監督者に該当しない者も含まれている」と指導。学園側は一部役職について管理監督者から除外する方向で調整している。

[読売新聞社 2011年2月18日(金)]

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