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労災隠し

「福光運輸」と常務を労災隠しで書類送検=富山

 砺波労働基準監督署は16日、運送会社「福光運輸」(南砺市苗島)と常務取締役の男性(52)を労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで砺波区検に書類送検した。
 発表によると、同社は昨年4月3日、男性従業員(当時53歳)が岐阜県飛騨市で大型トラックを運転中、衝突事故を起こして左肩を負傷、報告義務のある4日以上休業したにもかかわらず、労働者死傷病報告書を同労基署長に提出しなかった疑い。同労基署が昨年9月に行った立ち入り調査で発覚した。常務取締役は、官公庁に報告を行う担当で、同労基署は意図的に労災を隠そうとしたとみている。

[読売新聞社 2012年1月17日(火)]

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