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業務上災害で「うつ病」発症

過労自殺認定訴訟:2審も賠償命令 470万円減額 /群馬

 桐生市の有料老人ホーム運営会社「メディスコーポレーション」に勤務していた前橋市の男性(当時43歳)が04年にうつ病で自殺したのは過労が原因として、遺族が同社側に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は18日、約6580万円の支払いを命じた1審前橋地裁判決を変更、約6110万円に減額した。
 市村陽典裁判長は1審同様、1カ月の時間外労働が最大約230時間に達したことなどから「長時間労働で疲労を蓄積させた結果、うつ病を発症し自殺した」と判断。業務との因果関係を認定した上で、支給された遺族年金分を相殺した。
 判決によると、男性は財務経理部長だった04年8月に自殺。桐生労働基準監督署は07年1月、自殺を労災と認定した。

[毎日新聞社 2011年10月19日(水)]

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