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最低賃金法違反

研修中賃金不払い 責任者ら書類送検 最低賃金法違反容疑=東京

 研修中の新入社員に賃金を支払わなかったとして、中央労働基準監督署は9日、システム開発会社「クリーブ」(千代田区)と、同社の研修責任者(47)を最低賃金法違反の疑いで東京地検に書類送検したと発表した。発表では、同社は2009年3月に入社式を行い、内定者9人が3~29日間の研修を受けたが、賃金計約48万円を支払わなかった疑い。同労基署は、入社式後の研修が労働に該当すると判断した。
 同社は内定者に「研修期間は無給だが終了後に正式採用する」と説明、他社の内定を辞退させていた。研修責任者は同労基署の調べに、「(内定者も)納得して無給の研修を受けていた」と主張しているという。

[読売新聞社 2011年12月10日(土)]

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