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36時間外協定

労基法違反:医師時間外労働、知事らは不起訴--奈良・県立病院

 奈良地検は28日、労使協定を結ばずに医師らに時間外労働をさせていたとして労働基準法違反容疑で書類送検された奈良県立奈良病院(奈良市)と県立五條病院(五條市)の病院長と事務部長を容疑不十分で、運営する奈良県の荒井正吾知事を容疑なしで、いずれも不起訴処分とした。
 地検などによると、両病院は同法36条に基づく労使協定を結ばず、法定労働時間を超えて医師らを勤務させたとして、今年5月に奈良労働基準監督署などに書類送検された。県はその後、県立三室病院(三郷町)を加えた3病院で労使協定を締結し、労基署に届け出た。
 徳久正次席検事は「明確な犯意を持って時間外労働をさせていたとは認めがたい」と理由を話した。【大久保昂、岡奈津希】

[毎日新聞社 2010年12月29日(水)]

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