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36時間外協定

建設会社の24歳男性自殺 「長時間労働が原因」労災認定=千葉

 東証1部上場の建設会社「新興プランテック」(横浜市)の千葉事業所(千葉県市原市)に勤務していた男性(当時24歳)が2008年11月に自殺したのは、同社での長時間労働が原因として、千葉労働基準監督署が労災認定していたことが14日、わかった。労災決定は今年9月21日付。
 遺族を支援する川人博弁護士によると、男性は07年4月に入社し、石油プラントの管理業務などを担当していたが、人手不足などの影響で長時間労働が続き、多いときで時間外労働が月160時間を超えた。08年8月に体調不良で精神科を受診するなどしたが、同年11月11日、自宅アパートで練炭自殺したという。
 厚生労働省は、時間外労働が月80時間以上の場合を「過労死ライン」としているが、同社は労使協定で、納期直前などは月最大200時間まで時間外労働を延長できる取り決めを結んでいたという。川人弁護士は「協定の存在が極度の長時間労働を放置する一因になった」と同社を批判。同社は「時間外労働の短縮について労使で協議中」としている。

[読売新聞社 2010年12月15日(水)]

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